子供の頃、3時になると “おやつ” がもらえると思うと、とても楽しみな時間でした。
    それは大人になっても変わらず、ついつい間食でお菓子やスイーツを食べてしまい、気が付くと太っていた・・・なんて経験は、皆さんもあるのではないでしょうか。

    しかし、午後3時に“おやつ” を食べることは、実は理にかなっていたのです。
    おやつを食べるなら午後3時が良い理由、おススメの “おやつ” についてお話していきましょう。

    目次

    1.「3時のおやつ」の由来

    2.おやつの時間が3時の理由
    (1)交感神経優位
    (2)血糖値が上昇しにくい
    (3)BMAL1(ビーマルワン)が少ない

    3.おすすめのおやつ
    (1)プロテイン
    (2)ギリシャヨーグルト
    (3)ナッツ
    (4)カカオ70%以上のチョコレート
    (5)干し芋

    まとめ

    1.「3時のおやつ」の由来

    「3時のおやつ」とは、江戸時代から言われていたようです。
    江戸時代の食事は、朝ご飯と夕ご飯の1日2食。
    そのため、労働の合間の午後2時から午後4時に間食をとることが多かったようです。

    そして、江戸時代は現在と時間の呼び方が違い、午後2時から午後4時までの時間を「八刻(やつどき)」や「昼八つ(ひるやつ)」と呼んでおり、この「やつ」が “おやつ” という呼び方の由来となっています。

    このような理由から、「3時のおやつ」と呼ばれているようです。
    しかし、おやつを食べる時間として午後3時という時間は、人間の体の構造からしても理にかなっているのです。

    2.おやつの時間が3時の理由

    (1)交感神経優位

    交感神経は、興奮作用のことで日中に優位になっています。
    反対に、リラックス作用のある副交感神経は、夜になると優位になります。

    運動や仕事など、活発的に動く時間帯は、摂取した食べ物もエネルギーとして使われやすいため、3時におやつを食べても脂肪になりにくいと考えられます。

    (2)血糖値が上昇しにくい

    血糖値が上昇することでインスリンホルモンが分泌して、血糖値を下げようとします。
    インスリンホルモンが糖を脂肪として蓄えようとするため、血糖値の上昇を避ける必要があります。
    血糖値を上昇させる原因は、甘いものです。

    空腹状態で甘いものを食べると、一気に血糖値が上昇します。
    そのため、おやつに甘いものを食べる場合は、12時頃に昼食を食べておけば急激な血糖値の上昇は避けられます。血糖値の急激な上昇を抑制することで、脂肪として溜め込もうという働きも少なくなります。

    (3)BMAL1(ビーマルワン)が少ない

    BMAL1とは、時計遺伝子と言って全身の細胞に存在しているたんぱく質の一種です。
    朝の起床後や運動後などお腹がすくタイミングがあります。
    その活動リズムを調整するたんぱく質が“BMAL1” です。

    このBMAL1は、午後10時から午前2時にかけて分泌量が増大している時間で、この時間に摂取した食べ物は脂肪として蓄積されやすいです。
    反対に午後2時から3時は、BMAL1の分泌量が少なく脂肪が蓄積されにくい時間です。

    3.おすすめのおやつ

    (1)プロテイン

    プロテインの摂取タイミングは、トレーニング前やトレーニング後が推奨されていますが、間食でも摂取タイミングとしては良いです。
    最近は、フレーバーの種類も増えてスイーツ感覚で摂取できるため、甘いものの置き換えにもおすすめです。

    (2)ギリシャヨーグルト

    ギリシャヨーグルトは、脂質がないため低カロリー高たんぱくです。
    さらに通常のヨーグルトと違って食べ応えもあるため、食べた感覚があるのもおすすめの理由です。

    (3)ナッツ

    ナッツは、ビタミンEやオレイン酸など抗酸化作用に効果的な栄養素が豊富に含まれています。
    糖質量も少ないため、血糖値の上昇もなくダイエットにも効果的な食べ物です。
    脂質量が多いため、食べすぐには注意しましょう。

    (4)カカオ70%以上のチョコレート

    チョコレートは、おやつの醍醐味といってもよいでしょう。
    しかし、カカオ70%以上のチョコレートに限ります。
    カカオは、抗酸化作用があるポリフェノールが多く含まれておりスーパーフードとも言われています。
    おやつにカカオ70%以上のチョコレートを2切れほど食べると健康に良いでしょう。

    (5)干し芋

    干し芋は、蒸かした芋と違い血糖値が上昇しにくいです。そのため、ボディビルダーが減量中の糖質摂取に活用する人も多いようです。
    噛み応えもあり咀嚼もするため、満腹中枢神経を刺激して食べた感覚が得られます。

    まとめ

    3時のおやつについてご紹介してきましたが、食事により太る原因は、カロリーの過剰摂取と血糖値の上昇です。
    「3時のおやつ」は理にかなっている」からといって、何でも食べて良いわけでも、どんなに食べても良いわけではありません。

    重要なのは、カロリーコントロールができたバランスの良い食事と適度な運動習慣です。
    食事コントロールと運動を習慣化して、時々のご褒美におやつの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
    食事も運動も楽しみながら行いましょう。

    ※食事や栄養素については、以下のブログでもご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

    この記事を書いた人

    株式会社ミリオン・フィットネス  
    代表取締役 林 界斗

    NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
    NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
    カイロプラクティック整体院 トレーナー
    運動特化型デイサービス トレーナー

    「健康をテーマに運動を通して一人でも多くの方へ幸福を捧げたい」と思い、ミリオン・フィットネスを創業。お客様をはじめトレーナーへの指導、さらにラジオ番組においても運動指導をおこなうなど、アスリートから一般の方、子供から高齢者まで、幅広いお客様のご期待に添うべく活動している。
    主な出演:ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です。サンデー」、FM守口「疋田哲夫の哲ちゃん”哲学”」

    ミリオン・フィットネスは、大阪 肥後橋のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。

    ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。

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