コロナ規制も緩和され、今年のゴールデンウィークは国内外へ旅行された方も大きく増え、大型連休を満喫された方も多くいらっしゃるでしょう。
    一方、新らたに学生・社会人となった方や、環境が変化した方などの中には、5月も半ばになると、いわゆる“五月病”と呼ばれる原因不明の病を患う方々も、ちらほらいらっしゃいます。

    実は五月病という病気はなく、様々なストレスが原因で精神疲労が起きていることが要因と考えられています。
    では、その正体はどのようなものか、どのようにすれば軽減できるのか、お話ししていきましょう。

    目次

    1.五月病とは

    2.五月病の要因
    (1)環境の変化
    (2)寒暖差

    3.パーソナルトレーニングが五月病に良い理由

    まとめ

    1.五月病とは

    五月病とは医学用語ではなく、医学的には「適応障害」や「うつ病」と診断されます。

    適応障害

    生活の中で生じる日常的なストレスにうまく対処することができない結果、抑うつや不安感などの精神症状や行動面に変化が現れて社会生活に支障をきたす病気。

    うつ病

    うつ病は、気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状のほか、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気。

    症状としては、以下のような症状を5月になると訴える人が多く、これを俗に五月病と呼んでいます。

    • 気分が上がらない
    • 体調がすっきりしない
    • 気力がわかない
    • 寝つきが悪い
    • 食欲がわかない

    では、なぜこうした症状が“五月病”と呼ばれているのでしょうか?
    それは環境変化が起こる時期的なものに関係しているようです。

    2.五月病の要因

    五月病の要因は、環境の変化と寒暖差によるものだと考えられています。
    実際に3月から5月は、新生活が始まる時期で、新たな環境に変化する時でもあります。
    その変化に馴染めず精神的ストレスに耐えられなくなり、自殺率が最も多い時期だというデータもあります。

    (1)環境変化

    五月病の一番の要因は、大きな環境の変化です。
    3月や4月は、進学、就職、転勤などで生活リズムや人間関係などが大きく変わり、神経的ストレスを感じやすい時期となります。

    そうした張りつめていた緊張がゴールデンウィークの連休で解き放たれます。
    連休明けには、その反動で一気にストレスに襲われ、その結果、いわゆる五月病の症状が起きてしまいます。

    (2)寒暖差

    5月に入ると、昼間と朝晩の気温差が激しくなります。
    寒暖差が激しいと、自律神経が不安定になり免疫力も低下してしまいます。
    そのため、5月はウイルスやストレス性の胃腸の病気になりやすい傾向にあります。

    自律神経が乱れると、交感神経(興奮作用)と副交感神経(リラックス作用)のバランスが悪くなります。
    本来、日中の活動する時間に交感神経が優位的になりますが、副交感神経の働きが強くなり、やる気が起きなくなります。
    また、夜のリラックスする時間には副交感神経が優位的になりますが、交感神経が強く働き、寝つきが悪くなります。

    ※自律神経や免疫系へのトレーニングの効果については、以下のブログで詳しくご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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    3.パーソナルトレーニングが五月病に良い理由

    弊社ミリオン・フィットネスでは、お客様の日常パフォーマンスの向上をテーマにしています。
    ダイエットやボディメイクなども体を整える手段として行いますが、メインは日常パフォーマンスの向上にフォーカスした“コンディショニングトレーニング”を推奨しています。

    コンディショニングトレーニングでは、ただ体を鍛えるだけではなく、体のバランスや関節可動域を整えるように運動し、ストレッチや筋膜リリースでコンディショニングケアまで行います。
    トレーニングで交感神経に働きかけて、トレーニング後のコンディショニングケアで疲れた体をほぐし、副交感神経に働きかけます。

    また、例えば・・・
    一般的には下半身を鍛えるとされるスクワットも、弊社では全身トレーニングとして捉え、トレーニング中に上半身はどうような働きをしているのかをお客様へお伝えしご理解いただくことで、日常動作に役立つようにしています。
    その結果、日常の歩行中やデスクワーク中も、無意識に活動する筋肉を増やすことができます。
    さらに、活動する筋肉を最大限に発揮するため、ストレッチや筋膜リリース可動域を増大させています。

    その上トレーニングで筋肉に刺激を与えることにより、セロトニンホルモン(幸福ホルモン)の分泌量が増えます。
    そのため、筋肉の活動量が増えれば自然とセロトニンホルモンの分泌量が増えて五月病のような症状にはなりにくくなるのです。

    ※運動の効果に関しては、以下のブログで詳しくご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

    健康に役立てる、有酸素運動vs無酸素運動
    筋トレの効果を見直そう
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    まとめ

    “目に見えない病気”、それが精神的疾患です。
    「五月病なんか気がたるんでいるだけ」と甘く考えていると、いつの間にか心が病んで取り返しのつかないことになります。

    「疲れがとれない」それは体が疲れているのではなく、心の疲れかもしれません。
    「疲れているから運動しない」ではなく「疲れているからこそ運動する」です。

    ミリオン・フィットネスでは、体のコンディションだけでなく、心のコンディショニングを整えるお手伝いをいたします。
    さぁ一歩踏み出して、一緒に五月を乗り越えましょう。

    この記事を書いた人

    株式会社ミリオン・フィットネス  
    代表取締役 林 界斗

    NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
    NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
    カイロプラクティック整体院 トレーナー
    運動特化型デイサービス トレーナー

    「健康をテーマに運動を通して一人でも多くの方へ幸福を捧げたい」と思い、ミリオン・フィットネスを創業。お客様をはじめトレーナーへの指導、さらにラジオ番組においても運動指導をおこなうなど、アスリートから一般の方、子供から高齢者まで、幅広いお客様のご期待に添うべく活動している。
    主な出演:ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です。サンデー」、FM守口「疋田哲夫の哲ちゃん”哲学”」

    ミリオン・フィットネスは、大阪 肥後橋のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。

    ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。

    大阪市西区京町堀1丁目7番22号
    クレグラン京町堀 501号

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