皆さんは幼少期のトレーニングについてどうお考えですか?
    「子供の頃に筋トレをすると背が伸びなくなる」や「関節に負担がかかって怪我をしやすくなる」など幼少期のトレーニングについて、否定的な意見も多くあります。

    しかし、幼少期のトレーニングは、スポーツパフォーマンスの向上に最適な時期でもあります。
    だからと言ってむやみやたらにダンベルやバーベルを使うトレーニングではなく、幼少期に適した正しいトレーニングを行うことが重要です。

    そこで、幼少期だからこそおすすめしたいパフォーマンスアップトレーニングについてお話しします。

    目次

    1.幼少期のトレーニングについて

    2.ゴールデンエイジ期を見逃すな!
    (1)プレゴールデンエイジ
    (2)ゴールデンエイジ
    (3)ポスト・ゴールデンエイジ

    3.幼少期におすすめのトレーニング
    (1)心肺機能向上トレーニング
    (2)競技スポーツ全般
    (3)アニマルトレーニング

    まとめ

    1.幼少期のトレーニングについて

    幼少期とは、12歳頃までの子供のことを指します。
    近年では、子供も高齢者も妊婦もトレーニングは推奨されるようになりました。
    トレーニングといっても、ボディビルダーやパワー競技の人が行うような高重量トレーニングではなく、幼少期に適切なトレーニングを行います。

    「子供の頃に筋トレをすると背が伸びなくなる」と言われていますが、実際はそんなことはありません

    確かに過度なウエイトトレーニングは、関節に負担がかかり成長の妨げになる可能性がありますが、幼少期の時期だからこそ実施しておいた方が良いトレーニングもあります。

    2.ゴールデンエイジ期を見逃すな!

    ゴールデンエイジとは、脳や脊髄などの神経系を向上する時期を指します。
    この時期の運動経験が将来的な運動能力を大きく左右すると考えられています。

    (1)プレゴールデンエイジ

    プレゴールデンエイジとは、5~8歳頃の時期を指します。
    この時期に多くの運動を体験し、動作に対する神経回路を作っておくことで、その後の運動能力を大きく伸ばすことができます。

    しかし、集中力が低くトレーニングの意味を理解できない時期でもあるため、鬼ごっこやボール遊びなど遊びながら行えるプログラムを組むことが重要です。

    (2)ゴールデンエイジ

    ゴールデンエイジとは、9~12歳頃の時期を指します。
    神経系の発達は12歳でほぼ完成すると言われており、さまざまな動作を習得するのがもっとも早い時期です。
    ゴールデンエイジ期に多くの動きを習得することで、その後の運動能力を大きく向上できます。

    1つの競技だけをするのではなく、様々な競技を行うことで、様々な動きを習得することできます。
    野球選手を目指していても、ゴールデンエイジ期には、サッカーやバスケットボールなどの他の競技も行うことをおすすめします。

    (3)ポスト・ゴールデンエイジ

    ポスト・ゴールデンエイジとは、13~15歳以降の時期を指します。
    ゴールデンエイジを過ぎると、身長や体重など骨格の成長がおきます。
    この時期は、骨格の急激な変化によって今までできていた技術や感覚にズレが生じ、思うような動作コントロールができなくなります

    成長の変化が大きければ大きいほど、動作子コントロールが難しくなり、怪我をしてしまう可能性もあるため、メンタル面のケアも必要となります。
    この時期に基本動作を再度、反復練習することで、筋力やスピードなどの身体能力が大きく飛躍する時期です。

    3.幼少期におすすめのトレーニング

    幼少期のトレーニングで最も重要なポイントは、呼吸・循環器系と神経系の向上させるトレーニングです。

    (1)心肺機能向上トレーニング

    心肺機能を向上させる呼吸・循環系の発達は、11~12歳頃から一気に高まります。
    そのため、幼少期におすすめしたいトレーニングは、心拍数を上げるような有酸素運動です。
    この時期に心肺機能の能力を向上させることで、ポスト・ゴールデンエイジ(13~15歳以降)の持久力パフォーマンスが格段に向上します。

    心肺機能のトレーニング内容は、ただ走るだけではなく、速く走ることが重要のため、ランニングよりスプリントを行いましょう。
    例えば、体育館ほどのある程度狭い面積での鬼ごっこやスプリント、スキップ、サイドステップなどのあらゆる動きを指示しながら動き続けるようなサーキットトレーニングなどで、なるべく楽しみながら行えるプログラムを組みましょう。

    (2)競技スポーツ全般

    ゴールデンエイジ期には、神経系が大きく発達する時期のため、あらゆる競技を行いましょう
    おすすめの競技は、水泳と体操です。

    水泳は関節負担がなく、すべての関節を万遍なくトレーニングできるからです。
    テニスの錦織圭選手もインタビューで「子供の時に水泳を行っていたことで、関節の可動域が向上して今でもその経験がいきている」と語っていました。

    もう一つは、体操です。
    体操は、地上で自身の体重をコントロールする能力が養われるからです。
    跳び箱や回転運動は、体の使い方をうまくしてくれます。

    (3)アニマルトレーニング

    アニマルトレーニングとは、動物のような動きを用いて行うトレーニングです。
    チーターの肩甲骨をみてもらうと、肩甲骨が立ち上がっています。
    これを“立甲”と呼びます。
    人間は二足歩行になり頭上から重力を受けながら生活をしているため、肩甲骨が肋骨に癒着して肩関節や胸周りの動きが過度に硬くなっています。

    チーターや猿のような動きを真似するトレーニングは非常に身体能力の向上に効果的です。
    心肺機能向上のためのトレーニングも、四足歩行で行うことで、さらに体の柔軟性も養われます。
    特に赤ちゃんの四つん這いで動く、這い這いの期は長ければ長いほど身体能力の向上には良いと言われています。

    ※機能的な動きのファンクショナルトレーニングについては、ブログ「ファンクショナルトレーニングで症状を根本解決」で詳しくご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

    まとめ

    幼少期に、筋力アップやボディメイクに特化するトレーニングは行わない方が良いです。
    しかし、基礎的な動作や心肺機能を向上は幼少期だからこそ実施しておいた方が好ましいでしょう。

    世界に比べて日本人の体格は小さいですが、欧米の選手と渡り合えるアスリートを育成にするには幼少期からの過ごし方が重要になります。
    野球選手やサッカー選手を目指している子供たちは、1つの競技に特化せずにすべての競技を実践してみてください。
    大人になってからのトレーニングにも、良い影響が表れるでしょう。

    この記事を書いた人

    株式会社ミリオン・フィットネス  
    代表取締役 林 界斗

    NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
    NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
    カイロプラクティック整体院 トレーナー
    運動特化型デイサービス トレーナー

    「健康をテーマに運動を通して一人でも多くの方へ幸福を捧げたい」と思い、ミリオン・フィットネスを創業。お客様をはじめトレーナーへの指導、さらにラジオ番組においても運動指導をおこなうなど、アスリートから一般の方、子供から高齢者まで、幅広いお客様のご期待に添うべく活動している。
    主な出演:ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です。サンデー」、FM守口「疋田哲夫の哲ちゃん”哲学”」

    ミリオン・フィットネスは、大阪 肥後橋のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。

    ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。

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