肩こり・腰痛・膝痛など訴える人は整骨院に行って、「ここの筋肉が硬いから痛みがでている」「骨盤が歪んでいるから痛みがでている」と言われ、マッサージや電気治療・骨格矯正などの手段で改善に努めます。

    しかし、それは本当に根本的な解決になっているのでしょうか。
    施術してもらった時は一時的に改善しても、日常動作を繰り返せば、また姿勢不良や動作不良が原因で痛みが発症するでしょう。

    根本的な解決とは何か、それは正しい姿勢を保持する筋力と正しい動作が行える神経系の改善です。
    この2つの根本的な解決策として、トレーニングをする必要があります。
    ただトレーニングをするのではなく、機能的なトレーニングが必要となります。
    そのトレーニングが、「ファンクショナルトレーニング」です。

    目次

    1.ファンクショナルトレーニングとは

    2.ファンクショナルトレーニングの効果

    3.ファンクショナルトレーニングの5原則

    まとめ

    1.ファンクショナルトレーニングとは

    ファンクショナルトレーニングとは、身体機能を向上させるトレーニングのことを指します。
    全身を効率よく動かし、身体を保持するためのバランス強化を目的としたトレーニングです。
    スポーツ選手の競技パフォーマンス向上や障害予防のために用いることがありますが、日常動作パフォーマンスを向上させるためにも、一般の方にもおススメするトレーニングです。

    2.ファンクショナルトレーニングの効果

    • 姿勢改善
    • 障害予防
    • 肩こりや腰痛の予防
    • 体幹を軸に正しい動作を行える
    • 競技パフォーマンス向上

    筋力不足による姿勢不良や、神経系が鈍いことによる動作不良を改善するためには、機能的な動きを身につけることで身体のバランスを整え、姿勢のゆがみを改善します。
    そうすることで、関節や筋肉にかかる負担が軽減され、怪我の予防につながります

    さらに全身の血流もよくなり、肩こりや腰痛なども緩和すると考えられます。
    また身体の連動性動作を習得することで、体幹を軸に正しい姿勢から動作に移ることができ、安定性が増すと同時に身体動作の効率性をアップします。

    効率的な動作を行うことで、無駄な動きがなく動作に必要な筋肉が使われるため、競技特性を生かした動きの習得ができます。

    3.ファンクショナルトレーニングの5原則

    ① 重力を利用する

    私たちは、常に重力という負荷がかかった状態で日常生活を行っています。
    基本姿勢の立位から歩く・走る・跳ぶなどの動作を行います。
    そのため、日常動作や競技動作の機能を向上させるには、重力に対して耐えられる体を作らなければなりません。
    重力に耐えられないと、立位や座位の姿勢の時に背中が曲がってしまい、姿勢不良に繋がってしまいます。
    すなわち動作の機能を向上するためのファンクショナルトレーニングは、重力に耐える体を作ることが重要なのです。

    ② 分離と協同

    人間の体には多くの関節が存在し、各関節によって求められる働きがあります。
    例えば、腰椎・骨盤は大きな可動に適していない関節であるといわれ、安定性の働きが重要視されます。
    それをまたぐ胸椎と股関節は大きな可動に適している関節のため、可動性の働きが重視されます。
    ファンクショナルな動作では、安定性と可動性として、各関節を分離させて動作を行う必要があります。

    ③キネティックチェーン

    キネティックチェーンとは運動連鎖のことで、人間の運動動作は1つの筋肉だけで行われているわけではなく、多くの筋肉が連鎖(チェーン)して起きていることを表します。
    どのような動作も筋肉が1つや2つ動いているわけではなく、ほぼ全ての筋肉が主動筋・拮抗筋・協働筋・固定筋となり働いています。

    ④ 3面運動

    人間の動作は基本的には、前額面・矢状面・水平面の3面あります。

    • 前額面:体を前と後に分けた面。この面に沿って関節は「内転」「外転」という動きをする。
    • 矢状面:しじょうめんと読む。体を正面から真っ二つに割り、左右に分ける面。この面に沿って、肘を曲げる・伸ばすといった「屈曲」「伸展」の動きをする。

    例えば、歩行をする際、腕も脚も前と後ろにしか動いていないように思いますが、わずかな骨盤の左右の動きや脊柱の回旋の動きなどの3面の動きになっています。
    そのためファンクショナルトレーニングでは、スクワットをただ行うのではなく、左右の動きや回旋動作の交えながら行っていきます。

    ⑤ 力の吸収と力の発揮

    人間の体は効率的に大きな力を発揮する際に、必ずその方向とは反対に力を溜めてから行われます。
    例えば、高くジャンプしようとする際に、だれもが無意識に一度しゃがみます。
    このしゃがみこみを行うことで、筋肉をバネのように使い大きな力を生みだすことができます。
    弓矢でイメージすると、矢を遠くに飛ばすために弓を目一杯引き、その引いた反動を使って矢を飛ばします。
    このように、どのスポーツや日常動作においても強い力を発揮するためには、事前に踏み込む動作が必要になるのです。
    つまり、ファンクショナルトレーニングでも動作を機能的にするためには、動作の事前動作に着目したトレーニングが必要になるのです。

    まとめ

    ファンクショナルトレーニングについてご理解いただけたでしょうか。
    機能的な動作を習得することで競技パフォーマンスだけでなく、日常動作のパフォーマンスも向上し、怪我や身体の負担を軽減する効果も期待できます。
    ただ筋肉をつけるためにトレーニングするのではなく、ご自身の体が日常でどんなストレスを抱えているのかを理解し、それを克服するための手段としてファンクショナルトレーニングを実施してみてはいかがでしょうか。

    この記事を書いた人

    株式会社ミリオン・フィットネス  
    代表取締役 林 界斗

    NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
    NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
    カイロプラクティック整体院 トレーナー
    運動特化型デイサービス トレーナー

    「健康をテーマに運動を通して一人でも多くの方へ幸福を捧げたい」と思い、ミリオン・フィットネスを創業。お客様をはじめトレーナーへの指導、さらにラジオ番組においても運動指導をおこなうなど、アスリートから一般の方、子供から高齢者まで、幅広いお客様のご期待に添うべく活動している。
    主な出演:ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です。サンデー」、FM守口「疋田哲夫の哲ちゃん”哲学”」

    ミリオン・フィットネスは、大阪 肥後橋のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。

    ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。

    大阪市西区京町堀1丁目7番22号
    クレグラン京町堀 501号

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