多くの人が「良い姿勢を保つことが大切」と思っていますが、実はそれ以上に重要なことがあります。
    猫背や反り腰などの悪い姿勢は、肩こりや腰痛の原因になります。
    しかし、実は“どんなに良い姿勢”でも、長時間同じ姿勢を続けること自体が体に悪影響を及ぼすことが分かっています。
    最近では、健康科学や人間工学の分野でも、「姿勢を固定するよりも、こまめに動くことが大事」という考え方が主流になりつつあります。

    目次

    1.良い姿勢でも「止まっている」ことが問題

    2.動くことの効果

    3.デスクワーカーにおススメの動く習慣

    まとめ

    1.良い姿勢でも「止まっている」ことが問題

    たとえば、パソコン作業中に背筋を伸ばして座っていても、30分以上同じ姿勢を続けると、筋肉や関節に負担が蓄積します。
    • 血流が悪くなり、脳への酸素供給が減る
    • 肩や腰の筋肉が緊張して硬くなる
    • 集中力・生産性が低下する

    つまり、「正しい姿勢で動かない」よりも、「多少姿勢が崩れてもこまめに動く」方が、体にも仕事のパフォーマンスにも良いのです。

    2.「動くことの」の効果

    世界のあらゆる研究で「長時間座り続ける人は、1日を通して定期的に立ち上がる人に比べて、死亡リスクが高いこと」や「30分に一度立ち上がるだけでも、血糖値・血圧・集中力の改善が見られた」などの結果が報告されています。
    つまり「良い姿勢」を意識するよりも、「動くこと」を習慣化するほうが、長期的な健康にも、仕事の成果にもプラスになるということです。

    3.デスクワーカーにおススメの動く習慣

    ①30分に一度立ち上がる
     → ストレッチや給水など、わずか1分でも大丈夫です。立ち上がる回数が多ければ多いほど良いですが、30分が難しい場合でも、1時間に1回は立ち上がるようにしましょう。

    ②電話や打ち合わせは立って行う
     → 座り姿勢より立ち姿勢の方がエネルギー消費量が1.5倍になります。さらに動きながら、話しをする方が新しい頭の回転が良くなり新しいアイディアが浮かぶかもしれません。

    ③椅子を変える・スタンディングデスクを導入
     → 姿勢の固定を防ぎ、自然に動く回数が増えます。バランスボールを使うのも自然と骨盤が安定して良いでしょう。

    まとめ

    「良い姿勢をとること」はもちろん大切ですが、それ以上に大事なのは、「体を止めないこと」です。人間の体は、もともと“動くためにできている”構造です。
    デスクワーク中心の現代だからこそ、“姿勢”より“動き”を意識することが、健康と生産性の鍵になります。

    この記事を書いた人

    株式会社ミリオン・フィットネス  
    代表取締役 林 界斗

    NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
    NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
    カイロプラクティック整体院 トレーナー
    運動特化型デイサービス トレーナー

    「健康をテーマに運動を通して一人でも多くの方へ幸福を捧げたい」と思い、ミリオン・フィットネスを創業。お客様をはじめトレーナーへの指導、さらにラジオ番組においても運動指導をおこなうなど、アスリートから一般の方、子供から高齢者まで、幅広いお客様のご期待に添うべく活動している。
    主な出演:ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です。サンデー」、FM守口「疋田哲夫の哲ちゃん”哲学”」

    ミリオン・フィットネスは、大阪 肥後橋のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。

    ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。

    大阪市西区京町堀1丁目7番22号
    クレグラン京町堀 501号

    肥後橋駅   : 徒歩2分
    淀屋橋駅   : 徒歩6分


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