自分の姿勢が悪く、猫背や反り腰になっている自覚がある方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
では、その姿勢は具体的にどのような状態を示しているのでしょうか。
今回はその代表的な不良姿勢の4つのパターンをご紹介していきます。
目次
1.不良姿勢の種類
(1)ロードシス
(2)カイホロードシス
(3)フラットバック
(4)スウェイバック
2.ニュートラルに戻れるかが大切
まとめ
姿勢評価ではケンダルの姿勢分類が有名です。
横から見た背骨と骨盤の傾斜を評価しています。
一般的に良い姿勢とは背骨のS字カーブが程よくあり、骨盤が過度に傾斜していない状態です。
以下に4パターンをご紹介します。
(1)ロードシス
骨盤が前傾し腰椎の前弯が増加した状態で前弯型とも言います。シンプルな反り腰姿勢です。
(2)カイホロードシス
骨盤が前傾し腰椎の前弯が増加し胸椎の後弯も増加した状態で、後弯前弯型とも言います。猫背と反り腰が合わさったような姿勢です。
(3)フラットバック
骨盤が後傾し腰椎の前弯が減少した状態で平背型とも言います。背骨のカーブが小さく真っすぐな姿勢です。良い姿勢に見えて腰の負担が大きいです。
(4)スウェイバック
骨盤が後傾し腰椎の前弯が減少し胸椎の後弯も増加した状態で後弯平坦型とも言います。
背中の丸みが強くおへそが前に出た姿勢です。若い女性はこの姿勢の方が多いです。
これらどのパターンでも筋力のバランスが崩れていたり、同じ姿勢のまま過ごす時間が長いと不良姿勢になりやすいです。
体は常に倒れないようバランスを取るために全身の感覚受容器を駆使して姿勢を維持しています。
姿勢が崩れない為には頭部と胴体の位置関係を意識するといいと思います。
頭部は約5、6kgありますので胴体に対して頭部がどれくらい前にずれるかで姿勢が変わります。
一般的には首を15°曲げると2倍の12kg、30°曲がれば18kgの負荷が首にかかると言われています。
不良姿勢の方は無意識に頭部が前にずれてしまっている方が多いです。
頭部の位置が前にずれると、それに対応する為に背骨や骨盤の位置関係を変えてバランスを保とうとします。
姿勢を良くするには、積み木のように骨盤の上に胴体、胴体の上に首、首の上に頭部を積むような意識を持つといいと思います。
しかし、ずっと良い状態は難しいので時々意識するのが大切です。
姿勢は日頃の癖の現れなので、少しずつ意識して変えていく方法が一番の近道です。
フィットネス界では有名な4つの姿勢パターンをご紹介しました。
人間は顔や骨格も違う分、日頃の癖も違います。
人それぞれ修正点も変わりますが、できるだけ同じ姿勢で長時間過ごして悪い癖がつかないよう気を付けましょう。
この記事を書いた人
株式会社ミリオン・フィットネス
トレーナー 那須 陸哉
NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
アニマルフロー レベル1インストラクター
国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)認定
・メディカルトレーナー
・リラクゼーションセラピスト1級
運動特化型デイサービス トレーナー
代表の林が講師をしていたWorld trainers academyで林に師事し当業界に入った。自宅でも常に自己研鑽に励み、トレーニングや健康に関する学習はもちろんのこと、お客様にお勧めするトレーニングやストレッチは、時間があれば常に自身で試し、お客様の生活の質向上や健康的な生活へ導く準備に余念がない。また、USJでの前職経験があり、お客様に楽しんでいただく精神はトレーナー随一と評判が高い。将来が有望な若手である。
ミリオン・フィットネスは、吹田 千里山・南千里のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。
ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。
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